2013.08.14−15
大峰山脈 前鬼川
メンバー:やまのねこ、ひらっぺ
圧倒される前鬼ブルー
12日の夜に新潟を出発して、仮眠して、渋滞12キロ消化して、4年ぶりの尾鷲から吉野路上北山
山岳会の夏合宿に参加しようと13日からお休みを取ったのだけど、残念ながら日程合わずで単独沢も自信なし。。
では、と思い浮かんだのが京都の西川さん、そのお友達でわたしのマイミクでもあるやまのねこさん
当初は西川さんも加わって前鬼川遡行の予定だったけど、急きょ予定ができたとのことで初対面のねこさんとの二人旅
とは言え、ミクシでは知らない中ではないので、リラックスして楽しく遡行することができた
今回行った前鬼川はねこさんイチオシの沢
日帰りで二本、シオカラ谷と前鬼川と遡行する案もいただいたけど、わたしとしては初の大峰山脈
どんなところか知るにはみっちり一本詰めておきたい
と言うわけで、有名な前鬼ブルーを越えて、巨岩帯となってからも詰めて詰めて稜線へ
やっぱりボクは嫌いだけど詰めがなくちゃ面白くないと思うよ、嫌いだけど
何はともあれ前鬼ブルーご鑑賞ください
湧水が前鬼ブルーを作っているんだよ
湧水地帯が終わると魔法はとけるのです
きれいだけど澄んでるけど普通の色になっちゃうんだよなあ
同行いただいたねこさん
ナイスポーズ
おたまからかえるになりたて
どっひゃー!!!
なんじゃ、あの台座は!!!
わたしはもう普通にこう思えてならないんですけどね、今はね昼だから神様遊びに行ってるの
でもね、夕方になるとここに神様帰ってきて姿勢よく座られるんだよ
でもそれは夜のお話だから誰も知らないんだよ
きっとね、それは見ることができないから嘘っぽいけど、本当のことだと思うんだ
流星群が見られるこの日、わたしもねこさんも初ツェルト立てて、わたしは初めて焚き火が出来て、いい沢に感謝しながら静かな夜を満喫した
早起きの鳥も少なく、朝もゆっくりめ
後は殆ど詰めといった風
ゆっくり身支度を整えて、この先に現れる源頭部にドキドキしていた
この沢を旅して思ったことは、わたしはやっぱり沢を詰めたい
稜線まで行かずにいいところで登山道に出る沢もあるようだけれど、詰める時の予測と結果、そして緊張感と疲労感、そのおかげで感じられる達成感や反省。。
それらなくして沢登りと言えようか
今回わたし達が見ているのは山と高原地図、五万分の一地形図
それとコンパスでいくらこねくり回したってリスクは高すぎる
それらを反省しつつ、ねこさんの予測に同調しながら詰め上げる
結果は孔雀岳の主稜に上がり詰め上げられた
なかなかの達成感である
でもこの成功は怖いと思う
釈迦ヶ岳、大日岳が見えてきた
憧れていた大峰山脈を沢から詰めることができた
わたしが体験した大峰は薮がなかった
最後もこのような笹原
途中なんかシラピソとヒメシャラの細い木々が成す美しい林などを通った
ヒメシャラの木は本当に久しぶりの出会いで、とてもうれしかった
稜線から見える五百羅漢
いかにも大峰山脈
八海山よりも行者の感じが強い(会ってないけど)
下山してしばらくして、なかなか近いところで雷鳴が聞こえた
横浜の同人会 メ〜グリ家のお二人とお会いする機会をいただいた
雷鳴は予定してた道の駅の温泉近くを停電させて、わたしを風呂に入らせなかった
そのまま大台ケ原で泊
天体観測をする人、夏休みで友達や家族と花火をする人いろんな人が泊まってた
翌朝サクッと東大台
深田久弥の百名山だそうだ
彼が百名山と言った頃はきっと山が苔むす山だったんだろうな
今は鹿と人が荒らしてしまって美しさを感じない、悲しさばかりを感じてしまう
シオカラ谷上流部
ホントは滝を見たかったのだけれども、勇気なく途中で撤退
吉野川で遊ぶ人たちを見ながら、また10時間以上の帰り道
わざわざ遠くまで行ったことはムダではなかった、まだまだ一人前には程遠いと言う自覚とともに、自身の成長を感じられたし、根拠のある自信にもなった
いい旅をさせていただけた
どうもありがとうございます